最近のスキーの板は、ロッカーと呼ばれる作りのものが増えてきています。
以前は、中心で力を加えることによりたわみができて、カーブがしやすいカーヴィングと言われる作りが主流でしたが、ここ数年の流行は、先端部分が曲がりやすくカーブの導入がしやすくなっているロッカーが多くなってきています。
このシステムは板のそりが依然と比べると少なく、また、幅も以前のカーヴィング時よりも広くなってきています。
どのメーカーもロッカーを採用しているものが多く発売されています。
もっと昔は、そりが強く足の力が強くないと曲がりづらく、初心者用などは非常に柔らかい作りで、上級者用は、反発力をつけるために硬く脚力が必要不可欠でしたが、ロッカーを採用しているものは、脚力ではなく板の性能で、誰でも簡単にターンをすることができるため上達もはやくなります。
そのため、子供や年配の方、女性の方など誰でも年齢に関係なく簡単に操れる作りとなっています。
スキーの板は、放置のままだと本来の性能は全く発揮できません。
人間と同様で手入れをすればするほど、雪の上では反応が返ってきます。
手入れをしていないスキーの板の滑走面は、板の表面が酸化することによって、毛羽立ってきてしまい、雪の上では摩擦となり滑りが悪くなってしま市ます。
毛羽立った滑走面は、本来削り取って新しい滑走面を出してあげれば復活しますが、それなりの道具と知識が必要となってきます。
誰でもできる方法としての手入れ方法は、WAXをすることです。
WAXと言っても色々な方法がありますが、どのようなタイプのWAXでも構いませんが、滑る前と滑った後には必ずWAXをするように心がけてください。
少し上級者になるとHOTWAXがお勧めです。
塗った後は本来、余分なWAXを削るのが、セオリーですが、面倒なのでそのまま使用しても問題はありません。
また、シーズンが終わり保管をするときは、なるべくHOTWAXをかけるか、生塗りをして保管をしてください。